ここは「MMT日本語リンク集」(みてねー)の番外サイト。 MMT(現代金融理論)「論」をウオッチしています。 良い紹介、よい批評を読みたいよね!
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主流派経済学のパラダイムでは、財政赤字は基本的には望ましくないとされている。財政赤字の一時的・例外的な拡大の必要性を認める経済学者はいるものの、中長期的には健全財政を目指すべきだというのが、主流派経済学のコンセンサスなのである。ところが、この健全財政のコンセンサスを、「現代貨幣理論」は否定したのだ。
このため、政府は、インフレがいきすぎないように、財政支出を抑制しなければならない。言い換えれば、高インフレではない限り、財政支出はいくらでも拡大できるということだ。つまり、政府の財政支出の制約となるのは、インフレ率なのである。ちなみに、日本は、高インフレどころか、長期にわたってデフレである。
したがって、日本には、財政支出の制約はない。デフレを脱却するまで、いくらでも財政支出を拡大できるし、すべきなのだ。
これは。。。
いや、MMTと矛盾している!とは言わないけど、うーん。
少なくともですよ、
\(^o^)/ いくぜ! パラダイム \(^o^)/
みたいに言うには、あまりにもショボいというか。。。
中野さん、どうしてこうなるの?って寝床で考えて気づいたことがあって。
わかったかも!
これ、第五回(【富国と強兵】(中野剛志さん))で文句いったことと関係あるわと。
中野流MMTは、もちろん、、
信用貨幣論
租税貨幣論
を採用している。ここまで一緒。
でも、第五回で見たように、政府による信用創造が欠けている。
かと言って、健全財政批判、赤字必要論、はちゃんとある。
で、「デフレの時には」がついてくる。
おわかりいただけたでしょうか。。。
政府による信用創造論を抜かして財政赤字必要論に持っていこうとすると、それをつなぐ別の説明が必要になってくる。
それが、デフレだと金持ちがお金を貯めこむから。。。貨幣価値が相対的に上がるから。。。みたいな話なんだ。
つながった!
要するに中野流には二つ特徴がありそうだ。
・政府による信用創造がない
・デフレとか、少ない通貨とかが財政赤字必要論の根拠
で、思うんだけど、これはMMTとは言えないよ。
自分、OMFがMMTのハート!とまで言っちゃったしね。。
さてどうしよう、これ。
富国と強兵のときは、ご自分のご著書ですしMMTを論じる本でもなかったわけで、本サイトでも敬意をこめて「とても惜しい」としました。
今回は、こういうタイトルで
「現代貨幣理論」とは何か オカシオコルテス」がMMTを激オシする理由」
中野流全開にするのはやっぱ禁止!
AOC、デフレとか通貨が足りないとか、ぜったいぜったい言わないっしょ??\(^o^)/
というわけで、とりあえず「中野流」というカテゴリーを追加することになりました。。。
実はきょうTwitterで回ってきたのですが、こちらの方とかも、MMTとおっしゃいつつ、中野流に見えて仕方がありません! どうなる、日本のMMT\(^o^)/
徒然日記 MMT(現代貨幣理論)を理解する為に
つみたて投資野郎 現代貨幣理論(MMT)とは何なのか?アメリカで話題の...
(次回は番外編として、ミッチェルのパラダイム!について何か書こうかな。あれは、パラダイムって言ってもいいやつだと思ってて)
1. 無題
中野流MMTと正統MMTの違いの部分、もうちょっと詳しく説明して頂けると有難いです。
※個人的には「中野流」でも「にゅん流」でも「AOC流」でも、
必要な支出が行われて困窮している人が救われれば何でも良いです。
恐らく何の支出もされないまま死んでいく人が殆どだと思いますが…(私も含めて)