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MMT(現代金融理論)「論」ウオッチング!

ここは「MMT日本語リンク集」(みてねー)の番外サイト。 MMT(現代金融理論)「論」をウオッチしています。 良い紹介、よい批評を読みたいよね!

MMTレンズ第二部 feat.大石あきこさん その1:精密図と概略図

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MMTレンズ第二部 feat.大石あきこさん その1:精密図と概略図

【はじめに】
今回は後ろのほうにステキな図(MMTに興味ある人なら)が二つあります!それがメインです!
ぜひそこまで頑張ってご覧いただけるとうれしいのですがっ\(^o^)/



お待たせしました、それではいよいよMMTレンズシリーズ、第二部を始めましょう。
(第一部はこちらから)。

なんども言いますが、MMTの一押し政策、ジョブギャランティープログラム(職業保証制度)をGIFアニメで表すことが目標---だったこのシリーズですが、結構長くなりますね。

そして予告通り、ここからは大石あきこさんをお迎えしてお送りします!


(Nyun)ではよろしくお願いします! 最初に、アイキャッチ画像を作ってくださりありがとうございます!



(大石)はい、よろしくお願いしますー。こないだにゅんさんのブログに登場して、リアルの知り合いに「ほんとに小料理屋さんに行ったんだよね?」「あんな噛みついてる人のとこ行くなんて勇気ある」なんて言われて、わりと読んでいただけてるんだなぁとうれしくなりました。
さてジョブギャランティープログラム、JGP回、楽しみです。

(N)ここからの第二部は物価そして物価変動つまりはインフレやデフレという、重要だけど日本のMMT紹介においてはあまり語られない話、というか、ほとんどの人が変な話に変えてしまっている論点になります。でもJGP理解のためにはこれを抑えるのが必須です!

難しい話ではありません。ただ主流派経済学とはかなり違います。貨幣量の大小とか期待なんちゃらが大きければインフレ!その逆ならばデフレ!とか、そういう与太話ではないのです。でも、与太話が教科書に載ってたりするからそれに引きずられて変な話になっちゃうんです。

大石さんたちだってNOC(ブログ主であるにゅん・オカシオ=コルテスの愛称。定着を狙う)にとっては残念なことに「インフレになるまで財政出動を」という反緊縮派のスローガンを掲げておられます。せっかくなのでここはひとつ貨幣というものをちゃん理解していただいて、、、、。

(大)また今回も、にゅん式誘導尋問との水面下での争いになりそうですね。にゅんさん、それはいいんですけど、その前に、前半を読んでいていろいろわからないことが。。。たとえばこの図なんですけど

(N)はい、レンズシリーズ第一回のやつですね

(大)この図すごく大事な気がするんで、理解したいのですが。 この図のB+M=B+R+Cになっていますよね。これ、なんで、青いバーの現金(C)を含めるんですか?

(N)あ、そういう質問いいですね。そういうのから始めましょう!

(大)あ、そうですか?

(N)大石さん効果で新しい読者の方も増えたようですし、大石さんと同じような疑問を持つ読者さんがたくさんいらっしゃる可能性高いですよね。そういう人に応えたいのと、それと、ちょうどこの図はもっと改良できると思っていて!

(N)レンズシリーズの前半からクライマックスのJGPまでは、ぜんぶが単純な論理でつながっているのです。NOCの説明が不十分なせいでMMTの基本骨格が把握しにくい、ということは避けたいので疑問はなくしておきたいです。そして、みんなの脳に染み込んでいる「主流的な意味ない(または有害)な信念」はできるだけたくさん破壊していきたいんですね。 みなさんの心にもきっとどこかに主流経済学思考が残っています。NOCにもあります。「財政でインタゲ!」とか「金融緩和も併用!」みたいな変な話が出てくるのもそのせいだと思います。でもこれってこのシリーズでずっと言っているウサギアヒルのせいだから、なかなかやっかいで。

(大)なんかカルト教団にこれから騙されに行く人みたいですが(笑)、がんばります!

(N)とにかくやってみましょう~。



(N)図の話ですね。国債(B)は政府の負債、準備預金(R)は中央銀行の負債で、どちらも持ち主にとっては資産ですよね。現金(C)も同じように持ち主の資産であり同時に統合政府の負債です。細かく言えば紙幣が中央銀行の負債で、硬貨が政府の負債ですね。だから国債以外のRとCを合わせてベースマネー(M)といいます。 マネタリーベースともいわれるやつです。

(大)MMTの考え方では、国債とベースマネーの総和(B+M)が、これまでの政府支出と徴税等との差(G-T)だということは、理解しました。

(N)現金はいわば『準備預金が姿を変えたもの』なんです。実際の取引を思い浮かべてみましょうか。大石さんが現金を入手するとき、預金からおろしますよね。

(大)実際の取引を思い浮かべて、なぜ緑色の準備預金(R)の横に現金(C)も書かないのかがわからないんです。ATMで私の預金口座からお金をおろすと、現金が出てきて、そのぶん私の預金の残高が減ります。確かに、私の現金と預金の合計は変わりませんよね。でもATMに現金があったのだから、金融機関のマネーのバーにも現金(C)がないとおかしくないですか?

(N)うううおっしゃる通りです。元の図を作った時は面倒だからとりあえず銀行は現金を持っていないことにして、預金者が現金を引き出すときに準備預金を素早く現金に変身させる、ってことにすればいいやんと考えちゃいましたね。確かによく見るとこの図には不備もありましたので、このさいご一緒にレンズの精度を上げて行きましょう。 

こうなりますか。銀行は預金者の引き出し需要に応じられるよう、中央銀行とのやりとりであらかじめ準備預金(R)の一部を現金(C)に両替しているので。。。


(大)図、わかりやすくなった気がします。あれ、青いバー(中段)のところに赤の国債が増えた?

(N)えへへ、こっそり巷のマネーの右に国債を足しました。銀行以外にも年金や保険会社なども国債を持っていますから!
(ここでとてもマニアックな注:それでも国債は証券会社への預金との見合いでは?という話もありますがここは視覚的なわかりやすさを優先。総量は不変なので論旨に影響なしです。)

(大)なるほど。確かにそうですね。けっこう、図があってるのかチェックしないと気持ち悪いほうなんで、やらせてもらいますね。
まず、中段に「巷のマネー」、下段に「金融機関のマネー」がある、と。 図は、それらのマネーの種類と対応関係、統合政府の関与との関係を表現しているわけですね。
B+Mの部分、国債(B)、準備預金(R)、現金(C)は、中央銀行と政府しか作り出せないのは理解できます。
準備預金(R)と現金(C)の和がベースマネー。かつ、「巷」は「金融機関」と違って準備預金(R)を持たないので、統合政府の作り出したベースマネーを預金、現金、国債として保有しているというのもあっていそうです!
そして、B+M以外の部分は、金融機関が作り出したお金で、「金融機関」の銀行ローンと、「巷」の預金が対になっている、というのも理解できます!

(N)よかった\(^o^)/
ひとつ補足しますとこの下段、つまり『銀行が持っている金融資産の合計』が対応するのは中段の『預金』の部分だけということ。読者の皆さんもここはよく確認してください!

(大)頭の体操として、仮に私が大金持ちで、下段の「金融機関」の現金(C)をいきなり全額おろしたとすると、そのC部分が消失して、それと同じ面積の「巷」の「預金」部分も消失して、「巷」の「現金」(C)がそのぶん増えるという考えでよろしいでしょうか? そのときも、おっしゃるように下段の金融資産の合計が対応するのは中段の「預金」だけになります。また「巷」のマネーの総額は変わりません。

(N)そのとおりです。ただ、そのあとの処理があって。 いま銀行は他の預金者の引き出し要求に対応できなくなってしまっています。そこで中央銀行に頼んで準備預金を現金(紙幣)に両替する必要が出てきます。で、そうすると今度は準備預金が減ってしまいます。
これを他行から借りるにしても、この場合他行の現金も大石さんが...(笑)
準備預金に注目すると、総量が減っているので銀行同士の奪い合いとなり市場原理で銀行間の準備預金市場の金利はものすごく上昇するはずです。
このへんはレンズシリーズ前半で見たやつですが、すると中央銀行は金利の上昇を容認できないので、国債買いオペを実施して準備預金と交換するのでしたね。これを「金融調節」とか『準備預金を供給』とか言いました。要は国債と準備預金を両替して銀行の準備預金の方を増やす。

(大)金利のところはいつかまた聞いてみたいです。とりあえず、考えはあってると。 あと、この図は定性的にマネーの対応関係性を表現していると思うのですけど、実際の額の比でいうと、銀行ローンの割合がむちゃくちゃ多いとか、その逆、とかあるのではないですか?

(N) えっと統計によると、日本の預金残高はざっくり1000兆円を超えたくらいで、銀行貸出は500兆くらい。銀行の信用創造と政府の貨幣創造はちょうど同じくらいという規模感なのですねえ。いま知りました\(^o^)/

(大)じゃあこの図にわりと近いバランスですね。ところで、政府や中央銀行が持っているマネーは図に出てこないのですか?

(N) 政府と中央銀行はここには入りません。これは民間部門の図だから。

(大)入らないのはなぜだろう。民間部門への、政府と中央銀行の関与部分を示すための図だからですか?

(N)その通りです。それと、ここが重要な認識なのですが統合政府は貨幣や国債の発行者だということです。発行者にとっての内部残高は、それ自体何の意味もない概念です。たとえばピザ無料券を発行するピザ屋さんを考えて。ピザ屋さんにとって「何枚の券を外に配ったか」は知っておきたいことですが、「いま自分が何枚の券を持っているか」はまったく意味がない数字ですよね。これと同じです。たんに国債と準備預金という二種類のピザ無料券があるというわけですね。もっと言えば政府預金も国債もただの数字データに過ぎないわけだし。

(大)わかりやすい例えです。あ、話戻りますが、もう一つ疑問が。先ほど、私の預金と現金をATMで…という実際の取引の話してましたが、ATMで時間と場所によって手数料取られますね。

(N)はい。そのとき大石さんは手数料を取られますが、それを銀行が獲得しているので、銀行と大石さんの合計で見れば同じになるのです。手数料分は預金の持ち主が大石さんから銀行に変わるだけなんですね。そのことによってベースマネー(M)は変化しないのです。

(大)なるほど。

(N)何度も強調しますが、B+Mは政府支出(G)でしか増えませんし税(T)など政府の関与がない限り減りません。

(大)G-T=△B+△M ですね。


『その他の負債』の意味? 

(大)それから、図で一番上の赤のデカい『その他の負債』はどういう意図で載せてるのですか?

(N)重要な象だからですね。中段は『巷のマネー』ということにしました。人々が買い物をするときに中段の預金や現金を使います。でも手形やピザ割引券だって買い物に使うことができますよね。

(大)そうですね。

(N)ここで言いたいことは、手形やピザ割引券も人々の何らかの買い物に使われていますよね、ということです。人々の購買力は預金と現金だけでは決まらないということです。次回以降話題にしますが、購買力という概念は物価や財政政策を考えるときにとても大事になります。

(大)巷の購買力は、単純に「巷のマネー」の額で決まるのではなくて、『その他の負債』も関わってくるというわけですね。

(N)ピザ割引券はピザ屋さんの負債とみなすことができますね。ピザを売るときにその割引券を持ってこられたらその金額分を割り引く義務がある。だから券を持っている人にとっては決済に使える券ですね。手形の場合は、振出人の負債であると同時に、持ち主にとっては決済に使える資産、決済手段なわけです。

(N)それとこれも大事なことですが、ある人がある額の預金を持っているとしてもローンを抱えているか否かで購買力はめっちゃ変ってくるはずです。つまり、銀行がお金を作る(信用創造)ことと、政府がお金を生み出す(貨幣創造)ことを似ているとだけ考えるとローンのことが抜けてしまいます

(大)両方、なかったところから作るのは似ていると思うのですけど。でも銀行ローンに裏打ちされている「巷」の預金と、政府が生み出した(銀行ローンと対応してない)「巷」の預金では、同じ青いバーのなかにあっても、その保有者の購買力は同じではないということですね?

(N)ちょっと考えればあたりまえですよね。だから『財政再建で政府財政が縮小しても成長戦略とか規制緩和とか自由化で民間の取引が活発になればよい(貨幣量は増えるし)』、「身を切る改革で若者にツケを回さない」なんていうのはリフレ派とか維新とかの大嘘なんですよ。

(大)政府が生み出した預金ではない限り、人々のローンも増えるってことですね!でもリフレ派と維新を混ぜちゃっていいのかな。政府支出しなくていいと言っているけしからんリフレ派がおるのですね。あまり経済学派のことは知らないので、混ぜないように願います!

(N)リフレ派は金融緩和した上で財政支出せよと今は言っていますね。でも銀行や公務員を攻撃したり財政規律!とか供給制約!とか、MMTはベネズエラへの道であるなどと、有害なことをしばしば言い出すリフレ派もいるのです。

(N)話を戻しまて『規制緩和や自由化で財政再建』という考えが邪悪だという話は、うーん、たとえば高等教育の話とかですかねえ。国公立大学の授業料を上げたり、大学運営費交付金を絞って競争させたり、ベネッセとか吉本とかへの委託を増やしたらそりゃ財政支出は減りますね。でも基礎研究は凋落するわ、不定期雇用のポスドクをこき使って企業の金儲けの片棒研究ばかりにするわ、学生は学生でローンを抱えて勉強もそこそにバイトに追われたり、卒業後も多額の奨学金を抱えたりしていますよね。
それなのに金利やマネーサプライや預金しか見ていないと、同じ事態が『民間経済が活発になった、貨幣が増えた』みたいに観測されるわけです。冗談ではないですよ、馬鹿馬鹿しい。だいたい経済学者が民間負債を無視...

(大)ちょっと待ってくださいね(笑)そろそろ暴言タイムか?
おっしゃるように、指標を絶対視して本末転倒を起こし、本質はマイナスになってるのに、成果出ました!って言ってるのは大阪府庁でもそうでしたね。上がアホで、それに逆らえない組織というところでしょうか。おっと私も暴言が…

(N)それじゃ呑み行きます?

(大)話を変えて、「その他の負債」には物々交換は含まれますか?田舎だとよくありますけど。

(N)それは良い質問。それもこの図の表現の外です。この図には実態としての価値があるものを入れていません。入れないことが重要なんです。あくまで『決済手段として使われている、それ自体では価値がない借用証書のネットワーク』が存在するでしょうと。これらは、ひっきょう全部、ただの数字データです。そしてその総体が、価値のある実物の取引の決済手段になっていると見ることができますよね?という話になっていきます。

(大)それ…私も一番重視している、実物資源が本質で、ってやつですか。
実物価値が本質で、マネーはただの数字データ。今はそのマネーの性質を図で説明しているのですね。

公開!『にゅん-大石の精密図』

(N)実はここ悩んでいたんです。『その他の負債』の図はこれでいいのかなって。でもいまひらめきました!ちょっと色も変えて、こうして左に入れてみます。 そして記念に名前を付けます!「にゅん‐大石の精密図」!


(N)いかがでしょうか

(大)まずもって、冒頭の時点よりも、中央部の預金=銀行貸出+国債+準備預金+現金の部分が、頭にスッと入ってきて、洗脳が30分で進んだことがわかりました(笑) むっちゃわかりやすい図に見える!
その上で、左に増えた「社債・手形割引券etc」、これピザ屋の券も含むわけですよね、そういう、いわゆる「お金」そのものではないものを一列に並べちゃって大丈夫なのかな?感はあります。

(N)そうでしょうね。それはお金の階層性の話になるので、次回あたりに説明しますね。 この図のまとめとして大事なことを言います。

『私たちが資産として持っている現金や預金やピザ屋のタダ券。これら買い物に使える金融資産は、ぜんぶ、必ず、ぴったり同額の誰かの負債に裏付けられている

ということと、

それはボウリングのスコアと同じ、数字データだ

ということです。

(大)本来は数字データにすぎないお金ですが、これが実体価値を手に入れる決済手段であり、そのお金に翻弄されまくってる人類ですね。

(N)この図はたった今できたわけですが、NOCが二年くらいMMTの文献を眺めてようやく到達したのがここ。でも、こんなの、そもそもミッチェルかレイあたりが初めに書いておいてくれれば。。。 ここの読者さんはほんとうらやましいです\(^o^)/

(大)今度11月にミッチェルさんにお会いするとき「せめて2年前までに描いとけよ!」ってクレームしときます(笑)。でも、にゅんさんもよく2年も眺めようと思いましたね。

『にゅん-大石の概略図』

(N)もう一つ行きましょう。前半の最後の図をバージョンアップしてみました。

(大)もう頭しんどい…勘弁してください…

(N)せっかくひらめいたのでもうちょっと。終わったら大将の店に行きましょか。
先ほどのが精密図だとすれば、これは全体の概略図です。

変えたのは二点ですね。まず、社会の中に「よきもの」として公共財を入れました。財政支出が公共の財を作るからです。経済学での公共財の定義は無視します。もう一つは、マネーメーターのところで、民間信用マネーの下に民間債務を入れました。民間信用マネーの裏なので必ずついているのですが、忘れる人が多いので明示した方がいいですね。



(大)頭しんどいのに、なんか上記までの学習で、けっこう言ってることわかる…しみじみ。

(N)マネーメーターの貨幣は社会の中に分布しています。このとき民間信用マネーと同額の民間債務も分布しています。マクロ経済学はしばしば民間債務を忘れます。かれらはこれを忘れる訓練を重ねているだけだと揶揄する人もいるくらいです。民間債務がどのくらいあって、どのくらい偏っているかがわからないと社会の実相はなにもわからないわけで。しかも意味のない政府債務の方はめっちゃ気にする訓練をするのだから、もう。。。

NOCも呑み行きたくなってきたので最後として、思いつくポイントを挙げておきましょうか。

・民間信用マネーは同額の民間債務を伴って経済成長や、景気、また投機の影響を受けていつも膨張したり収縮したりしている。 

・政府信用マネーは財政支出と徴税でおおざっぱにコントロールできる。ここで税は経済実態を反映するので額は事後的に確定する一方、財政支出は支出の瞬間に確定している。

・財政支出は社会に公共財を作る

うんうん、こちらの図も前よりだいぶ良い図になったと思います!大石さんのおかげ\(^o^)/

じゃあ次回からはこれらの基本図を使って、物価つまりインフレとかデフレの説明をしていくつもりです。JGPまでどうしてもあと二、三回は必要になるイメージですがよろしくお願いいたします。基本図ができたので、次回からはもっと短めで済みそうです。

(大)にゅんさんの図や解説がステキなところは、「よさ」とか「悪」とか社会正義の話とわかりやすくつなげてくるところです。たいていの経済学者や経済好きの人たちは、なんだか難しい言葉でしか言わなかったり、または社会正義とは無関係な感じにしゃべったりするので、多くの人にとって、経済と自分の願う正義とが、無関係に思えてしまうんですよね。

(N)まさにそこです。こんどのミッチェルの講演でも、最初の方で必ず価値や公共の目的の話が聴けるはずです。「価値判断のない中立な経済政策が成立する」という考え自体がそもそもおかしいのですね。だって財政支出には加計学園とか高浜町とか、かならず支出先があります。そこには、親友を手伝いたいとか、なにがなんでも原発を作らなければならないというような価値判断があるわけで。税も同じなんですよ。

(大)次回もとても楽しみにしています。

(N)はい、ありがとうございましたー




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