MMT(現代金融理論)「論」ウオッチング!

ここは「MMT日本語リンク集」(みてねー)の番外サイト。 MMT(現代金融理論)「論」をウオッチしています。 良い紹介、よい批評を読みたいよね!

お題:モズラーの原点、もしくは、藤井さん野口旭さんどこ見てるの?

なんかねえ。
MMTレンズシリーズの途中ではありますが、ちょっとお休み。

最近ようやくMMTは「金融政策」批判だぞってことが周知されつつあり、一部で混乱をきたしているように見えまして。

そのへん、ちょっと整理てお役に立てないかなーと。 

断言しましょう。
この混乱、本質的には「インフレ観」の相違です。

みんな、インフレ観が変です\(^o^)/ 

もちろん、主流経済学者が悪いんですけどね\(^o^)/ 
ご一緒にもう、洗脳から脱出しましょう!
もっとまじめにインフレを考えましょう。

来日したケルトンも、どうしておまいらインフレの質問ばかりするの?って呆れてたじゃないですか。
それだけ日本人のインフレ恐怖症、言い変えれば主流の洗脳がすごいんだって話なんですね。
あなたも、あなたも。

なにしろ、MMTの理解者と目される藤井聡までが! 

ただし、インフレ率の調整には金融政策も重要ですkら、金融政策も徹底的に進めるべきだとMMTは主張します

って。。。

理解者じゃなかった。。。

いや、主張してないでしょ\(^o^)/

お願いしますよ、藤井\(^o^)/


かと思えば。 MMTの理解者でも何でもない。MMTについてはほぼ正しいことを勘違いだらけの野口旭は、ここだけは本当に正しく理解。 こちらから。

つまり、MMTの体系には同調的金融政策が存在するのみであり、「中央銀行による金利操作」という本来の意味での金融政策は存在しない。実際、ランダル・レイのModern Money Theoryでは、金融政策については単に「ケインズの後継者たち--自らをケインジアンと呼んでいる連中と混同しないように注意されたい--は常に、金利政策が投資に大きな影響を与えるという考えを拒絶してきた」(p.282)と一言述べられているのみである。MMT派の教科書であるMacroeconomicsでは、第23章第5節で金融政策についての一般的な解説がきわめて手短に記されているが、その最後は「したがって、金融政策が持つ総支出への影響と、そのインフレ過程への間接的な影響は、きわめて疑わしい」(p.366)という総括によって唐突に締めくくられている。

ここだけはえらいぞ、野口!
正しいのは本当にここだけなんですが!
もっちーが細かく批判してましたが、もう、めちゃくちゃ。。。



自分としては、野口の今回、とくに「モズラー経済学」の誤解バラマキはちょっと許せません\(^o^)/

金利操作という意味での金融政策の意義を全否定しているわけでもない。むしろ、中央銀行によるマネタリー・ターゲティング的な金利操作を「好意的に」解説しているくらいである。

いや、してないって。。。

うそつけー

その部分さあ、

「建前として中央銀行はこうしていることになってますよね」

という話ですよ。

建前の説明をして、最後にひっくりかえしてるじゃないですか。
本当に全部読んだんですかね。。。
何しろ、その建前のところを読んだら「好意的」に見えるかというと。。。
Soft currency から。(1も2も同じ文言がありますw)


FEDの役割について 
The Federal Reserve is presumed to conduct monetary policy with the ultimate goal of a low inflation and a monetary and financial environment conducive to real economic growth. The Fed attempts to manage money and interest rates to achieve its goals. It selects one or more intermediate targets, because it believes they have significant effects on the money supply and the price level.
presumeedの語でも「ん?」と思うとことだけど、特に最後の文ってこうでしょ? 

「FEDは、彼らにはマネーサプライと物価水準んい大きな影響力持っていると信じているからだ。」

これって好意的なんですね。。。

で、後ろのひっくりかえすところ、これとか読んだんですかね? 本当に?
金融政策が核爆弾扱いですよ\(^o^)/

The Federal Reserve's use of lead accounting methods to control bank lending would be like a local police force using tactical nuclear weapons to quell a domestic disturbance.
(FEDが銀行貸出をコントロールするために先導会計を用いることは、地方警察が騒ぎを鎮めるために核爆弾を使うようなものだ。) 




文句はこのくらいにして。

あとは、みんなでMMTを理解すべく前向きな話をいたしましょう。


だって、そもそも「モズラー経済学」発見の背景は?

さてさて。 モズラーの読者なら知っていることですが、そもそも彼がMMTを発見したのは世間でいうインフレがおかしいぞ?と疑問を持ったことだったんです。

彼は70年代後半から80年代のいわゆるスタグフレーションの時代の中で、「常識」では労働組合のせいだったし、ボルカー議長がインフレを終息させた「ことになって」いるが、いやいや目の前で起こっていることは違うんじゃね?という感覚を持った。

そう。
むしろ、インフレの理解、中央銀行がやっている「ことになっていること」に疑問を抱いたのがMMT開発の出発点だったんですね!

その辺のところは、例の「七つの嘘」に付いている自伝的な文章にもありますし、先日道草でご紹介したこんなのもあります。
これぜひ読んでみてください。

サッチャー時代はこう見えた BY ウォーレン・モズラー



インフレ( inflation )と物価上昇( price increases )の違い


これは、この本の主題の一つなんで読めばわかる話なんですけど僭越ながら。。。

世間の人々は、インフレと物価上昇をちゃんと区別していない。

もともとインフレーションという概念は、もともと貨幣をばら撒きすぎることによっておこる価格膨張。

対して、たとえば南米の天候が悪くてコーヒーの値段が上がるのは普通の商取引での価格上昇だから!
原油価格が上がって関連製品の価格が上がるのはインフレではなくて価格上昇ですよ


大きな生産キャパシティを持った先進国が、財政赤字にビクビクしてちょぼちょぼの支出しかしなかったらインフレになるわけなんて、ない!
(でも価格上昇はあるけどね!)


これがMMTerの見立てですよ\(^o^)/
もちろんモズラーもですよ\(^o^)/



ケルトンから最近の一言

ニューヨーカー氏の記事が出てたんですが、ここから

“What we’ve done to ourselves is to just leave trillions of dollars, literally, on the table, by not taking advantage of the fiscal space that we have, by running our economies below potential, by living below our means as a nation, year after year after year.”

「私たちの国がしてきたことはこうですよ。文字通り何兆ドルものマネーをテーブルに置いたまま、持っている財政スペースを利用せず、国全体の生活水準を抑えつけることでこの経済をポテンシャル以下で運営してきたのです。毎年毎年毎年。」


出ましたね、「財政スペース」\(^o^)/

このへんで。





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