MMT(現代金融理論)「論」ウオッチング!

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来日記念、ケルトン先生のこれまで

放置していたので、生存報告に。
あんまり知られていないケルトン先生のこれまで。

https://www.wsj.com/articles/for-over-20-years-kelton-has-advocated-for-theory-11553961600



ステファニー・ケルトンは幼い頃、カリフォルニア州上院議員に初当選した女性である教母のローズ・アン・ビュイチに州議会議場に連れられ議論を見学したことがある。

彼女はインタビューで言っている。「幼い頃からそこで何が起こっているかに興味がありました」

のちにケルトンは経済学を学び、2008年にカンザス州下院議員に立候補して落選した以外は、学問の世界でキャリアを積んだ。2015年、バーモント州選出のバーニー・サンダース上院議員が現代貨幣理論に関する彼女の研究に関心を寄せた際、彼女は自身のアイデアを学術的な場所から公共政策の領域に移す機会を得ることになった。当時、サンダースは大統領選への出馬を検討していた。

「そんな機会に出会うチャンスがどれくらいありますか?」と彼女は言った。「サイコロを振ったのだと思います。」

当時ミズーリ大学カンザスシティ校の経済学部長を務めていたケルトン氏は、上院予算委員会で働くためワシントンに移り、そこで二年を過ごした。その後、サンダースの大統領選でのアドバイザーとなり、連邦最低賃金を時給15ドルへの引き上げや、単一支払者制度の医療保険制度 (非公式には 「メディケア・フォー・オール」を導入する提案について学界の支持を集めた。

「彼女は公共志向が強く、経済政策を説明したり、それに注意を向けさせる才能がある経済学者ですね。」と語るのは、ブルッキングス研究所の上級研究員でジョージ・ワシントン大学のサラ・ビンダー教授。

「彼女は、ただ学問の世界と政策の世界をまたぐだけではなく—シンクタンクと話すだけでなく、大統領候補と話せるのです。」

現代貨幣理論の基礎は、貨幣を「国家の創造物」と呼んだ経済学者アバ・ラーナーなどにより1930年代から1940年代にかけて築かれていた。その現代的な登場は、1990年代に無名のヘッジファンド・マネージャー、ワレン・モズラーが、ポストケインズ経済学に関するオンライン・ディスカッション・フォーラムで、ニューヨークのバード大学レヴィ経済研究所の学者、ランダル・レイと会ったときにさかのぼることができる。

モズラーはレイとともに政府支出についての理論の研究を始め、レイは1998年の著書「Understanding Modern Money」で同理論を紹介することになった。モズラーはマンハッタンのニュースクール大学の数人の大学院生を対象に、この新しい理論を研究するプロジェクトに資金を提供した。ケルトンはその学生の一人だった。

ケルトン氏が新たな注目を集めているのは、同氏が、今年民主党の多数の政策提案を後押ししている現代貨幣理論の最も著名な提唱者の一人だからだ。この理論によれば、インフレと金利が非常に低くなった現在、政府には財政赤字を考慮せずに借り入れと支出を増やす余地が十分にあるという。

ケルトンは軍人の家系で育ち、ノースカロライナ州からグアム州までの各地を転々とした後、カリフォルニア州立大学サクラメント校で経済学と企業ファイナンスを学んだ。彼女は、ロータリーの奨学金で英国ケンブリッジ大学で経済学の修士号を取得した後、レヴィ研究所の特別研究員に選ばれ、レイとともにMMTの基礎研究を始めた。

ケルトンはモズラーの理論を当初あまり重視していなかったが、FRBのマニュアルや財務省の文書を読み、これらのの政府機関の関係者に取材し、政府の財政の仕組みを解明しようとした結果、これに賛同することとなり、1998年に政府の支出に関する重要な論文を発表した。

1999年、彼女とレイはUMKCの経済学科に移った。

彼らは、経済学者マシュー・フォステーターとともに「完全雇用と物価安定センター」の設立に奔走した。ケルトンは2009年にブログ 「New Economic Perspectives」 を立ち上げた。自分自身や他のMMT支持者らは、このブログに財政政策への臆病さを減らすことがいかに公平な経済成長支えるかについての記事を書き連ねることになった。

「彼女は実に戦略的で、ブログの重要性を理解していた。」とレイは言う。

2015年、ケルトンはロサンゼルス・タイムズ紙に社会保障を拡大する必要性についての論説を書き、それが上院予算委員会の民主党のトップになる直前でチーフエコノミストを探していたサンダースの側近の目に留まった。

ケルトンはサンダースによる電話インタビューで、米議会はすべての米国民が適切な賃金の仕事、適切な医療、手頃な価格の住宅、安定した引退生活を得るための経済的権利を求めるべきだと述べた。

サンダースのスタッフディレクター、ウォーレン・ガンネルズ氏は「それは、サンダース上院議員がずっと以前から求めていたことと非常によく一致していたのです。」と述べている。

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