MMT(現代金融理論)「論」ウオッチング!

ここは「MMT日本語リンク集」(みてねー)の番外サイト。 MMT(現代金融理論)「論」をウオッチしています。 良い紹介、よい批評を読みたいよね!

にゅん流見参:パート5 よい社会、もしくはバランス・ザ・エコノミー 

パート1 モズラー資産について
パート2 財政赤字こそ重要
パート3 政府支出の視覚的理解
パート4 銀行貸出の視覚的理解
パート5 よい社会、もしくは、バランス・ザ・エコノミー


4-2. 経済の中の通貨(銀行入り)

ではお導きにしがたい、国債と準備預金を入れてみましょう。
そこだけ取ると、こうなりますね。

どうしてやりたくなかったかと言うと、準備預金と国債の比率とか、流通している国債の比率とかどうすんだ、一介の市民がやることかよ。。。ってことになるので!

比率は、実は大事です。
でも、ここでは概念提示なんで、比率は知りません。
こんなん?
おお、いろいろいいですね、こうやると\(^o^)/





だから、この銀行部門を経済の中に入れます。
ドン!





うん、いいんだけど、心配は、天のお方も心配したようにわかりにくくなっちゃいました?
図的に複雑になるのはここまででです。
安心してください!

こう理解して下さい。

赤丸以外は、あるとうれしいもの系。
赤丸は、欲しくないもの。
赤はマイナス赤はマイナス。。。という目で。それだけ。

と。

それと、前回の図では銀行の通貨とローンのセット創造を、経済の外に書いていましたが、銀行の境界線のところで、銀行外に対してそれをやっている、ということですよ!


さあ、それではいくぜMMT!!

しかし!



4-3. でも、何の話から始めよう

ここで方向性がいろいろある。
常識的に考えれば、ふつうに建設的な話、では、政府はどういった方針で財政運営をするべきなんだろうか?

さらに常識的に考えれば、それは何を目指すのか。いったいどういう将来社会が「良い」と思っているのですか?という問いから始まるんじゃないだろうか。

ぱぱっとにゅんの常識でかんがえると、

 不公平の是正?
 貧困対策?
 環境対策?
 雇用問題?
 年金問題?
 高齢化問題? 
 インフラ老朽化問題?
 教育問題?
 国防?

いろいろあると思います。

でも、変なことを言う人がいるんです。
どうしても「物価(インフレ、デフレ)」とか「GDP」を最初に考えたいんだと。

さらに不思議なのは、MMTの話をするときにそこ?!!
なんで??ってなるんですね。常識的に考えて
それって、あなた、困ってるの?


一般論として、何を最初に考えるべきかということなら、MMTの専門家たちは、明確になんども書いていて、それは失業なんですね。常識的に考えて
歴史的にも、マクロ経済学の第一の課題は失業とか雇用、そして利子。

だもんだから、レイの入門も、モズラー本すらも、労働専門家のミッチェルはもちろん、失業雇用問題を扱って、ジョブギャランティー(職業保証保証制度)が、次の論点なわけですよ。

常識的にそうでしょう?

ただし、こうした第一の問題に取り組もうというときに、生産的な議論の邪魔になる、神話があると。
常識的に考えたらまったく意味のない神話をみんなが信じている。だから、本来第一の問題であるはずのものが、最優先とされないか、意味のないものとして却下されてしまうということになっている。

そう考えれば、第一の作業は「無意味な神話を取り除く」ということになる。これも常識的な話です。

その神話の中には
 ・財政赤字は悪いものだ
 ・インフレやデフレは大変な社会問題だ

といったものがあって、おい違うだろう、という必要がある。
反ネオリベを前面に出すミッチェルの教科書はもちろんのこと、抑制のきいた書き方をしているレイの入門だって、インフレーションの章で、「いかにインフレ問題がとるに足らないものであるのか」、みたいなこと一章かけてわざわざ論じていらっしゃる。ハイパーインフレの話とか、面白いですけどね。

いじらしいとおもいませんか?
神話を解体したいんですよ。

教科書以外のところでは、もっと激しく、

「インフレ調整なんてできるわけねーし」とか
「そもそも金融政策で物価コントロールしようってのがネオリベだっちゅうの!」

って感じではないでしょうか。

いま、日本で破壊されるべき一番の神話は、
 国民貯蓄が国債を賄っている

という正反対の大嘘じゃないの?。
まさに、これによって、自国窮乏化が起こっている。
頼むから、ここを、正面から叩け!

財政支出が国債を賄うんじゃなくて!
財政赤字が国民の金融資産を、直接賄うの!


中野剛志氏が「MMTは物価対策としてJGPを提案している」、のような書き方をするとき、MMTを広めようという意図はわかるものの、「物価対策として」といってはダメ。そういうことなんですね。


4-4. より良い社会へ


じゃあ、何を論ずれば?

方向性としては、教科書的には、失業や雇用問題、景気変動にどう対応するか、ということになっていく。

景気変動に対しては、資本主義制度の仕組みから、ある程度仕方がないものだ。ではどうすればいいだろう。
資本と労働の原理に任せたら、大不況が起こることがある。富は資本に行きがちになる。また、景気の波はどうしてもあるから、景気が悪い時に弱者をどうやって保護しておくのか。という問題意識が、常識的にでてくると。

まったく逆の問題意識の持ち方として、権力者がMMTを利用することもできる。
金持ちや自分の仲間に有利な社会を作ろうと思ったら、労働者の権利を縮小して、金融規制は緩和した方がいい。自由化、民営化、小さな政府、なんなら、大企業の株を買い支えとこう、みたいなね。
今の総理はいちばんMMTを理解している、と思うんですけどね。



話がそれました。

あるいは、オカシオ‐コルテスは、社会をこうしたい!こうするべきと思う!という理念?直観?、そういうのを先に持っている。

一例をあげれば、金持ち課税と、大学ローンの免除、みたいな話は、、、。
まず、現在只今の金融資産の分布を眺めたときに、どうみても隔たりがある。おかしいと感じる。
そうしたら、まっすぐに、財政支出能力と、徴税能力をもつ政府は、これを直接コントロールできるじゃないの?となる。

「MMTには予算制約がないのだから、金持ちに課税する必要はないのではないか?」と冷笑する向きもありましたが、そういうのはまったく的外れ。

大学ローンをチャラにしたら、人々にとって良いことはたくさんある。いちばん大きな問題はインフレ? よろしい、それを試算してみましょうか。とういようなことはやる(アドバイザーたちが)。で、
メリットは、若い人の苦しみの除去、スティグマからの解放、学びの機会の拡大、国民の教育レベルの平等な向上。。。などが考えられる。
このときのデメリットは? はいインフレ効果はほとんどありませんよ!

こうです。

経済をバランスさせよ、収支ではなく!


それはこうした「調整」のことです。
消費税って、そもそもなんであるんだっけ?、とか、でかいのもありますよ。




4-5. バランス・ザ・エコノミー

再度、同じ図です



ここで、経済全体で銀行以外のところに線を引いて、切り分けています。
べつに意図があって切ったわけではありません。
線は、各自自分で引きます。
線をどう引くか。
それによって、現状の問題点や将来あるべき社会とのギャップが見つかる。そうしたら、税と税制はどうすればいいかを考える。

失業問題を例にすれば、失業者と非失業者で線を引いてみる。

財政支出という観点では、非失業者のところに対してだけの支出となる。
支出の対象は、非失業者がすることになる何らかの仕事。これは社会にとっても、その人にとっても、さらに、失業の恐怖におびえる人にも良い効果をもたらすだろう。

このとき、インフレ効果はどのくらいだろうか。
失業者が新しい雇用で貯蓄をするようになったら、始めるようになったら、そこから物価上昇圧量が生まれそうだ。
インフレ圧力がちょっとでもでたらやめましょう、でもない。

多少のインフレになるとして、そのことのどこが問題?と考える。

「インフレが上限、実物資源が上限」

というのはこのように使います。バランスをとるときの指針なんですね。

あとは各自で考えよう!
実務の詳細が好きな人は、調べてみよう!
知恵袋で聞いてみよう!

でも、こういったことを考えないのだったら、「失業者そのままでいい」と主張するのと同じなわけだ。
JGPには賛成できないというなら、じゃああなたはどうしますか? 
そう問い返されるのですね。

線はすでに引かれている。
あなたの理想は何なんですか?



4-6. ハト派とフクロウ派の話



たとえば上の失業問題、主流の一般的な議論は、「金融政策」、つまり中央銀行が緩和することで雇用がよくなるんですよ、という議論がある。

例えば、職業のない人は、雇用されない限り政策金利がどうなろうと恩恵を受けないことになる。
また、銀行借入をしていない企業への影響も、ものすごく小さい。
また、市場を介さない取引はどうなるのか。

また、政策判断の重要な手がかりになる、物価というものが公平に測定されているのだろうか。もっと言えば、そんな測定が可能なのだろうか、という心配をします。

そうした、マクロ変数というものに依存する政策運営は不公平であるし、危険すら伴う、というわけです。

そういうの、

能天気すぎないか?
人の足、踏んでないか?

そう口走ったときに、切り捨てているものはないの?
上場企業の株を、政府が買う理由になるの?

みたいな。

この視点がないと、
「MMTも主流派も結局同じものを角度を変えてみていることになるだけ」

主流派と結局同じにされてしまいます。

財政ハト派と、財政フクロウ派はここが違うと言っているのに。



おしまい

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