前エントリは、あれで結構うまくかけたのでは、という気がします。
まだ続きますが、終われば、日本語によるMMT紹介として、現時点で最上のものの一つにはなるでしょう\(^o^)/
(いいのがあったなら自分が書かないわけで。。。)
でも、完結させるモチベーションがですねえ。。。
たまたま、きのう、こんな記事も出ていたようです!
ああ、そういえば高橋氏、あのあほらしい国のB/S論だけじゃなくて、もう一つの芸、債務/GDP比の動きが大事、というもう一つの芸がありました。。。
この債務/GDPというのも、またあほらしい概念で、これをネタにすることをモチベーションに頑張ろうかな、と思い立ったり。
でもね。
こんなお笑い学者に付き合っている場合では、もうない。
MMTで行こうというなら、主流経済学者を名指しで批判しないとおかしい。
あなたも、わたしも\(^o^)/
にゅんの反省はスコット・サムナー。
かつて自分が入れ込んだサムナー、というか、それを信じた自分をまず問い詰めてみたい。
中央銀行、というか、統合政府のアナウンス効果は「こうするぞ!言う」こと自体の効果。それはMMTerからしても無いとは言えないし、まあ市場安定化と意味で大事なことと思います。
でも、これはない。気が狂う。
簡単に言えばこの考え、政府が名目GDP目標を宣言したら、いわゆるQE、量的緩和政策におけるその具体的な準備預金量は、市場に委ねよう、というものです。
発想としては面白い。
ちょっとこの辺は、よほどのマニアでなければ「知らんがな」という話と思いますが、学術的には前段があって、当初は、宣言した名目GDP「期待」そのものをターゲットにして公開準備操作の準備預金量を市場に委ねる、というものだった。
しかしそのように、市場の「期待」を直接いじると、それは中央銀行と市場の目標がぐるぐる回ってうまくいかないよ、みたいなバーナンキらによる批判があって(名目GDPでなく、インフレ期待の場合ですが)、それを回避するために市場のターゲットは「量」の方にしてもらうんだよ、という発想。
何が言いたいか。
主流の世界は、国債発行が、準備預金というものが根本的に勘違いされている。少なくとも一部にはそういう人がいて、本当に論文が受理され、それが業績になっていく。
言いたいのはそういうことです。
学問は自由なので、どんなトンデモが出てきても、それは仕方がないし、そのことが革命的な業績を生む素地になるっていうんでしょ?
経済学は、もうまずい。
ひとりだけ、トンデモ認定します。
こういう考え方の人が、一流大学の教壇に立ち、エリートに知識を叩き込む。お互い無意識に、ここまでひどいトンデモが、講義だけなくゼミやら日々の雑談で何の疑いももたれずに共有されていく。
日銀総裁の目もあった東大名誉教授、伊藤隆敏
著書 日本財政「最後の選択」 P15
財政危機とは、国債需要の減退による金利急上昇である。国債の新規発行ができないばかりか、 満期を迎える国債の借り換えが難しくなる。その 結果、一般会計を無理やり黒字にするしかなくな る。その為にはあらゆる予j算項目の歳出カット、 あらゆる税収項目にわたる歳入増(中略)などが 必要になる。(中略)政府の手元資金が少なくな って、公務員給与も含めた歳出がままならない状 況が発生するかも知れない
こういうのを無意識の中に叩き込まれた官僚さん、どう行動すると思います?
財務省よりも、問題なのはモノを教える人の信仰だよね。
竹中平蔵や黒田総裁批判だけじゃだめだ。
いま、教壇で語られていることを、なんとかしなければいけなくない?
だから、にゅんとしては、20歳くらいの学生さんがよくわかるように説明をがんばるよ。それだけをモチベーションにすることにしよう、かな。
さいご、KFさんが言っていたからもう一人、
小黒一正。
限界に近づく日本財政 国民貯蓄減で生産縮小も
歳出の約半分に及ぶ財政赤字をいつまでも放置できると期待するのは間違いである。近い将来、現在の規模での公債発行は限界を迎える。高橋蔵相の「公債が一般金融機関等に消化されず日本銀行背負い込みとなるようなことがあれば、明らかに公債政策の行き詰まりであって悪性インフレーションの弊害が表れ、国民の生産力も消費力も共に減退し生活不安の状態を現出するであろう」との発言が現実味を帯びてくる。