MMT(Modern monetary theory, 現代金融理論、現代貨幣理論などど。詳しくは
MMT日本語リンク集作りました)についての日本語情報が増えてきました。
アレクサンドリア・オカシオーコルテス下院議員の登場と、氏がこの理論を支持していることを表明するやいなや、米国では議論(?)が爆発している風情で、その余波で日本のマスコミでの報道がちょこちょこ始まり、国会質問に出てくる程度にはなって来たようです。
そうすると、いろいろと関連する論評が増えてくるのですが、まともなものはリンク集に入れたいのですが、微妙なもの、まるっきりおかしいものも出てきまして、リンク集の運営者としてそういうのをどうしようかと。。。
とりあえず、そういうのを収集してみようかなと作ったブログです。
初回ということで、ちょうどいま検索ところ週刊エコノミストOnlineというところに、
このような記事があったのですが紹介のところでいきなり。。。
この理論によれば、金融主権国家(自国中央銀行と自国通貨を持つ国家)は、自国通貨建て債券が消化される限り、通貨を必要なだけいくらでも発行できるため、国家の財政赤字は問題にならない。
たったこれだけの中に誤解がたくさん混じっているなー
金融主権国家(自国中央銀行と自国通貨を持つ国家)は
うんうん
自国通貨建て債券が消化される限り
んー?国債と準備預金は等価ちゅうとるのだが
通貨を必要なだけいくらでも発行できるため
んー、ヘリコプターマネーと見なしているのかな? MMTの人ならこういう風に書きますね。
「その通貨で買えるものを買いつくしたら政府支出はおしまい(そこまで買う政府なんてないけど、それくらいわかれ)」
国家の財政赤字は問題にならない
これはまあ、似たような言い方はしますか。。。 正確には、「財政黒字や均衡財政を目指すのは危険」、「いい感じのところは財政均衡地点よりも、かなり財政赤字側にあるはず」みたいな感じなので。 それって、「財政赤字は問題にならない」なんすかね??
クルーグマンとか「んじゃいくらの赤字ならいいんや?」と、コドモの「何時何分何秒?」みたいな、いったいこの10年くらいやってきたあんたとMMTerの論争は何だったんすかね?ってなるちょっと信じられない
コラムを書くわけですが、締め切りに追われたんですかね。。。
「適切な財政赤字額
」、そんなものグラフ一発で決められるわけないと思いませんか?
失業者の人数とか、難病の人の数とかその程度とか、軍拡するか軍縮するか、あなたがどんな社会を作りたいかで違うにきまってませんかね?
だいぶ話が逸れました。
ということなので、この
真意一到さんという方の記事はMMTにとって以下は与太話。
全体としてあえてまとめるなら、「まじめに調べてから書いてほしい。ライターこれでお金もらえるんだ!」っていう感じじゃないでしょうか。。。